歯列矯正中、またはこれから矯正をするかお考え中のフルート吹きの皆さま。
ずばり、この疑問が一番多いのではないかと思います。
結論は、吹けます。
吹けますが、100%の演奏をするのはなかなか難しいです。
ちなみに私は矯正中でもソロリサイタルをしました。
思いどおり完璧にできたわけではありませんが、
お客さまに聴いていただくのに問題ないレベルの音楽はできました。
吹けはするのですが、
治療方法や治療段階によって、練習のしかたも技術的にできることも変わってきます。
(そのときの私の状態では、低音の音色をつくること、タンギング、跳躍が特に難しかったです。)
ここで述べると長くなるので、治療段階ごとによる詳しい演奏の様子については、こちらの記事をご参照ください。
→ フルート奏者 歯列矯正中の演奏
矯正中に起きる困難な点についてはこちらをどうぞ。
→フルート奏者 歯列矯正中のデメリットと矯正後の変化
やみくもに練習しても、体も精神的にも疲れてしまうので、そのときどきの歯の状態に合わせた練習方法を探ってみる必要があります。
気を付けるべきことは、そんなに多くはないです。
ここではポイントを3つだけお伝えします。
- 口の締め具合…矯正器具で唇が浮いてしまっている分、アンブシュアの穴が広くなりがちです。それを締めるために、いつもより口に力を入れる必要があります。
- 息の角度…中音以上の音が当たりにくいと思ったら、少し上のほうをねらってみましょう。
- 息の流れ…いろんなことに気を取られて息の流れが悪くなっていた、なんてこともよく見受けられます。まずはしっかり息を流してみましょう。
もっと詳しい矯正中の練習方法についてはこちらの記事に譲りますね。
→フルート奏者 歯列矯正中の練習方法
この記事↑では、お悩みごとの練習法を具体的に説明しました。
何かひとつでもあなたのお役に立てることがあるのではないかと思います(^^♪
矯正中にフルートを吹くために一番大事なことは、毎日の変化に一喜一憂しないことかな、と思います。
矯正中、歯は日々動きますので、アンブシュアも当然毎日変わってしまうのです。
昨日きれいに出せた音が、今日はいまいち、なんてこともほとんど毎日起こります。
そして、歯の調整に行った後は、2,3日とっても痛いので、無理しないことです。
本番の日が決まっている場合は、調整に行く日を本番後にずらすなどして、一番痛いときに体に無理がかからないようにしてあげてください(^^
痛い思いばかりすると、フルートを吹くことが楽しくなくなってしまいます。
そうなっては悲しいので、調整直後の痛い間は、楽器を持たずに音楽を聴いてみたり、楽譜の分析をしてみたりと、違う角度から勉強してみるのもいい時間になりますよ♪
そうすると、次はこういうふうに吹きたいな、というアイデアが湧いてきて、次の練習が楽しみになります。
楽器を吹けない間は、前に進まない気がして落ち込んだりしてしまいがちだと思いますが、楽器を持たずして成長できることはたくさんあります。
どうぞ自分なりの工夫で音楽を楽しみ続けてくださいね♪
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矯正終了後についても、驚く変化がいっぱいです。
興味があればこちらの記事をどうぞ♪
→フルート奏者 歯列矯正中のデメリットと矯正後の変化
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