さて、歯列矯正と奮闘中のフルート吹きの皆さま
矯正中の具体的な練習方法を知りたいですよね。
( 歯列矯正をしようか現在お悩み中のあなた、
ぜひとも以下の記事をお読みいただければと思います。
するか しないか
何か決断のためのヒントになることがあるかもしれません。
・フルート奏者の私が歯列矯正をしたわけ
・フルート奏者 歯列矯正中の演奏
・フルート奏者 歯列矯正中のデメリットと矯正後の変化 )
矯正中、もちろんフルートを吹くのに違和感があると思います。
思いどおりに吹けなかったりすると思います。
これでいいのだろうか?
と悩みすぎて、時間ばかりが経っていませんか?
この記事では
こういう場合はこれを考えて練習すれば大丈夫!
というポイントを状況ごとにお伝えします。
あなたのお悩みに合うものがあるといいな(^^♪
高い音が当たらない
表側にワイヤー矯正をしていると、特に多いかもしれません。
インビザラインの場合も多少あると思います。
原因は、結局のところ矯正器具がついているために唇がいつもより浮いて、穴が大きくなってしまっているんですよね。
こういう場合は、唇をいつもよりぎゅっと締めて吹いてみてください。
矯正をしていない状態の生徒さんにこのアドバイスをすることはほとんど無いのですが
(むしろ逆、高音では力を抜いてと言うほうが多い)、
矯正器具の都合で緩んでしまっている分は、自分の力で締めるしかありません。
それでも当たらないようであれば、息の角度を意識的に上げてみましょう。
真っすぐ正面よりも、少し上に当てる感覚です。
その上でさらに、息のスピードを意識してみましょう。
口の形や息の方向にばかり気を取られてしまい、気付けば息の流れがおろそかになっていた、、ということになりやすいです。
低い音が出ない
これ、私が一番悩んだやつです。
私は下の歯のみ、表側にワイヤー矯正をつけていたので、下の唇だけが浮いてしまっていました。
ちなみに現在私がレッスンしている矯正中の生徒さん、上下とも表側矯正なのですが、低音に関しては困っていないようなので、
「下の歯のみ表側にワイヤーがついている人」の特殊なトラブルなのかもしれません。
これも、先ほどと似ているのですが、
リッププレートを強く押しつけて演奏してみてください。
私は、ワイヤーがめりこんで痛いくらい押しつけると、音が出ました。
(残念ながら長時間の練習不可。口内が破れてしまいます、、涙)
これも矯正をしていない状態とは逆のアドバイスですよね(^_^;)
こればっかりは、浮いている分しっかり押し付けて、やっと音が鳴る、という感じでした。
綺麗な音までは出せなかったので、もし同じ矯正の条件で、よい方法をご存じの方は
ぜひ教えてください✨
跳躍を外さないために
ワイヤー矯正だと特に、跳躍ってすごく難しくないですか?
器具があるせいで、引っかかってしまうのか、アンブシュアがなめらかに変化してくれないんですよね。
これを解消するためには、
跳躍の瞬間、かなり緻密に口の締め具合・息の角度を切り替える必要があります。
まずは、一つ一つの音ごとに、
この角度でこの締め具合で吹けば当たるというのを確かめます。
大事なのは、これを毎日練習のたびに確認し直します。
なぜなら、歯は毎日動くからです。
毎日アンブシュアは自分の意思とは関係なく変化していきます。
最初は根気のいる作業に思うかもしれませんが、数日やってみれば意外とすぐになれます。
曲の中でも、「いつもできないのはこの場所だ!」
ってわかってしまえば、効率よく確認作業ができるようになります。
その日の状態に合った締め具合・角度をしっかり把握し、コントロールする。
これができるようになると、日々矯正に振り回されることなく、効率のよい練習ができますよ♪
これで本番もこわくないはすです。
「今日はこの締め具合でこの角度で吹けばうまくいく!」
と確信を持ってステージにのぞむことができれば、余計なミスも巻き起こらなくなります(^^♪
音が綺麗に出せない
もはや前述のお悩みの復習になってしまいますが、
口の締め具合を確認してみてください。
矯正器具のせいで唇が浮いていると、音がバサバサになってしまいます。
いつもより口を締め、息をしっかり流してみてください。
特に、息の流れはあなどれないです。
これは矯正中でも矯正をしてなくても同じことなのですが、
息の流れがしっかりしていないと、芯のある音が出ません。
心当たりがある方は、いま一度、息の流れを意識してみてください。
そうするときっと、姿勢なども気になってきて、基本的なことからいろいろ改善されていくと思います(^^
タンギングがうまくできない
これ、裏側矯正をしている方は特に悩むと思います。
私は上の歯のみが裏側矯正で、タンギングは痛いという恐怖との闘いでした(^_^;)
ここに舌をつけば器具に引っかからないという位置を探し、
ひたすらそこを狙うしかありません。
多分、タンギングが痛くない場所は口内のけっこう奥だと予想されます。
そうとわかっていても、ちょっと油断した隙に器具に舌が引っかかり、
バチンってなるんですよね。
この「けっこう奥」のタンギングになれるしかないので、タンギング可能な場所をみつけたら
その場所を意識して練習してみてください。
まとめ
何度も言いますが、矯正中は毎日口の形が変わります。
毎日違う吹き方をするものだと割り切って、日々の練習を分析して楽しむつもりで取り組んでみてください。
それと同時に、細かいテクニックと共に大事なのは、息の流れです。
行きづまったときは、息がちゃんと入っているか、基本的なことをふり返ってみてください(^^♪
他にも、
「こんな問題があるときは、どうしたらいいですか?」
というご質問があれば、ぜひぜひメッセージください。
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